17日放送のTBS系「ひるおび!」(月〜金曜・前10時25分)で、安倍晋三首相が新型コロナウイルス対策として国民1人当たり10万円の現金を一律給付するため、今年度補正予算案を組み替える方針を自民党幹部に伝えたことを報じた。補正予算案に盛り込まれていた困窮世帯限定の1世帯当たり30万円の現金給付は取りやめる方向。

 政治ジャーナリストの田崎史郎氏は16日放送の同番組で「これは非常に無理な要求。『無理が通れば道理引っ込む』という言葉もある。(公明党の要求は)通ってはいけないと思います」と語っていた。

 今回の方針決定を受け「16日の午前10時に山口代表が連立離脱をちらつかせながら、安倍総理に10万円の事を求めたんですね。公明党は以前に閣議で署名した事と全く違う事をやって筋が通らないんですけど、でもそれが通ってしまった」と経緯を説明。

 そして「驚きました。これ政権がガタガタになるんじゃないかとか、いろんな事を思いました。まさに前代未聞」と続けた。

スポーツ報知
2020年4月17日 15時25分
https://hochi.news/articles/20200417-OHT1T50114.html