AP通信は10日(日本時間11日)、「組織委員会の事務総長、2021年の五輪開催さえも疑わしいと示唆」の見出しで報道。9日、東京オリンピック・パラリンピック組織委員会の武藤事務総長は、新型コロナウイルス流行の影響で東京五輪のさらなる延期や中止を想定する必要性について問われ、「いつ終息するのかは誰も明確に言えない」と語った。

 同通信によれば、英語では「来年の7月はコントロール下に置けるのか否かについて、誰か言えるとは思わない。われわれは、そのことについて明確な答えを与える立場には明らかにない」と通訳された。

 これを受け、10日の米タイム誌(電子版)も「東京五輪の事務総長、2021年の開催は保証できないと語る」と報じた。

 また、同通信は「安倍首相はコロナウイルス対策が遅いと批判されている。野党の政治家たちは、首相がウイルスの深刻さを軽視していたとし、『これは、今年中に五輪を開催したかったことと関係があるのかもしれない』と語った」と報じた。

中日スポーツ
2020年4月11日 14時52分
https://www.chunichi.co.jp/chuspo/article/sports/news/CK2020041102100060.html