自民党の河井案里参院議員(46)=広島選挙区=の陣営による公選法違反(買収)事件で、広島県廿日市市の真野勝弘前市長が広島地検から3月27日に任意聴取されていたことが3日、分かった。取材に、案里氏が初当選した昨夏参院選を巡り、案里氏や夫の克行前法相(57)から票の取りまとめをするよう働き掛けがなかったかを確認されたと証言した。

 真野氏は参院選期間中は市長在任中だった。参院選の公示数カ月前に克行氏から廿日市市役所に電話があり、秘書を通じて「案里氏をよろしく」と依頼されたとした上で「河井夫妻から現金を渡されたことはないし、受け取ったことも一切ない」と強調した。

共同通信
2020/4/4 02:02 (JST)
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