立憲民主党の石垣のり子参院議員は13日、新型コロナウイルスの感染拡大に備える新型インフルエンザ等対策特別措置法改正案の参院本会議採決を棄権した。党は賛成方針だったが、石垣氏は記者団に「(政府が)パフォーマンスとしてやった感を出すがゆえの法案提出に、ノーと突きつけるべきではないかと考えての判断だ」と述べた。

 石垣氏は本会議後、長浜博行参院会長から厳重注意を受けたことを明らかにした。
 石垣氏は党が従来、特措法を改正しなくても新型コロナウイルスに適用できると主張していたことを説明。反対ではなく棄権した理由を「賛成か反対かというのは法案の審議にのることになる」と述べた。
 賛成を決めた党執行部に対しては「そうせざるを得なかったことは理解している」として、処分が出れば受け入れる考えを示した。
 一方、立民の福山哲郎幹事長は記者団に「一定、その気持ちを理解するが、党としてどうするかは、本人の話をもう一度聞きながら考えたい」と述べた。

産経新聞
https://www.sankei.com/politics/amp/200313/plt2003130036-a.html