カラ出張を繰り返した疑いが浮上した福井県の石川与三吉県議(89)から事情を聴いた県議会事務局は8日、石川氏が、「全て実際に行った」と説明したと明らかにした。ただ、裏付ける手帳や領収書などは示されなかったという。

 共同通信は7日、石川氏が2013〜16年度に、工事現場を視察する名目でカラ出張を44回繰り返し、政務活動費計約280万円を不正に受給した疑いがあるとの記事を配信。田中宏典議長の指示を受け、議会事務局が8日午前に石川氏本人から事情を聴いた。

 議会事務局は、実際に行ったことを示す証拠の提出を求めたが、石川氏は「手帳は処分した」などと回答した。

共同通信
2020/2/8 19:21 (JST)
https://www.47news.jp/4503022.html