立憲民主党の安住淳国対委員長は6日、1月に事実上破談になった国民民主党との合流協議について「来年度予算が上がる(成立する)ころまでには、一つの結論を出さないと駄目だ」と述べた。東京都内で記者団の取材に応じた。安住氏は合流推進派で、立憲との協議継続を希望する国民に対して年度内の決断を促した形だ。

 安住氏は「年度を越えてまだこういう状態が続いていれば、国民からも、我々を支援してくれている勢力から見ても、『一体何をやっているんだ』ということになる」と懸念を示した。そのうえで「あとはトップの腹一つじゃないか。合流協議を始めた以上、ゴールには行ってほしい」と呼びかけた。

 国民は1月20日の両院議員総会で、玉木雄一郎代表を支え、立憲との協議を継続する方針を決めた。その後、両党の幹事長間で「当面見送り」の方針を確認している。【野間口陽】

毎日新聞
2020年2月6日 20時37分
https://mainichi.jp/articles/20200206/k00/00m/010/243000c