中国外務省の華春瑩報道局長は4日、新型肺炎が広がる中国に寄せられた日本からの声援や物資の支援について、「非常に感動した」と謝意を表明した。新型肺炎の広がりを受け、定例会見に代わって始まったSNS上の質疑応答で、中国メディアの質問に答えた。

 新型肺炎の流行以降、在日本中国大使館の公式ツイッターアカウントには多くの「中国がんばれ」「武漢がんばれ」といったメッセージが投稿されている。日本政府や自治体、企業などからマスクや防護服が中国に贈られたことも、中国メディアやSNSで大きく取り上げられている。

 華氏は、こうした投稿や支援に触れて「日本人の温かく良心的な振る舞いに注目している。苦難の時、海外の人々からの中国に対する思いやりに心からの感謝を表したい」と語った。

 中国外務省は「記者の健康のため」として、3日かSNS「微信」のグループチャットを通じて各国の記者の質問に応じている。

朝日新聞
2020年2月4日22時49分
https://www.asahi.com/articles/ASN247HF4N24UHBI03Y.html