新型コロナウイルス感染による肺炎が拡大している問題を巡り、インターネットの会員制交流サイト(SNS)などで「沖縄で感染者」「コロナウイルスが那覇で出た」などと根拠のないデマ情報が複数投稿され、拡散されている。

沖縄県地域保健課によると、投稿を見た県民から問い合わせが数件あり、担当者は
「現時点で県内の感染は確認されていない。公的機関からの発表を確認してほしい」と話す。

中には沖縄に「中国人がたくさんいて怖い」という投稿もある。
デマやフェイク問題に詳しいスマートフォンアドバイザーのモバイルプリンスこと島袋コウさんは
「大災害や緊急事態が起きると、不安と合わせて偏見や差別意識が表面化しやすくなる。あおられず、平時から情報の正確さを意識して」と指摘する。

島袋さんによると、デマが流れる法則の一つに「あいまいさ×重要さ」があるという。今回は感染の広がりなど不確定な情報が多い中、命に関わる関心事という状況が当てはまる。

https://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/529449