https://www.kyoto-np.co.jp/articles/-/146169
 2月2日投開票の京都市長選で、立憲民主党や国民民主党、社民党が京都府連レベルで推薦する現職の門川大作候補の選挙母体が「共産党の市長は『NO』」と訴える新聞広告を出した。国政で野党連携が進む中、立民の福山哲郎幹事長(参院京都選挙区)は28日の定例会見で「お互い(事情を)分かった上で戦っている」と述べ、野党間の協力に大きな影響はないとの認識を示した。


 市長選は、公明党や自民党府連の推薦も受ける門川候補と、新人の村山祥栄候補、共産党とれいわ新選組が推薦する新人の福山和人候補が立候補している。立民の福山氏は広告の内容について「事前相談はなかった。選挙戦は過熱することは理解するが、違和感を覚えた」と戸惑いも示した。福山氏は昨年12月に立民府連会長を辞任している。
 共産の穀田恵二国対委員長(衆院比例近畿)は「(立民、国民両党などが)あちらの陣営に行くこと自体に無理があった」とした上で、「国政では安倍首相に対して一緒にやっているわけだから、私たちはいつでも戻っておいでと思っている」と述べた。