立憲民主党や共産党など野党の衆院議員6人は24日、選択的夫婦別姓を巡る22日の衆院本会議での代表質問で「だったら結婚しなくていい」とのやじが飛んだ問題で、発言者を特定し、謝罪と撤回を促すよう求める申し入れ書を大島理森衆院議長宛てに提出した。

 立憲の尾辻かな子氏は、記者団に「夫婦同姓(が民法で定められている)ゆえに結婚できない、苦しんでいる多くの人がいる。許せない発言だ」と憤りをにじませた。また、やじを飛ばしたのは自民党の杉田水脈(みお)衆院議員(比例代表中国ブロック)ではとの指摘があることに関し、杉田氏と本会議場の議席が近い立憲の中谷一馬氏は「周辺の議員は杉田さんの発言だと認識していた」と述べた。【野間口陽】

毎日新聞
2020年1月24日 21時27分
https://mainichi.jp/articles/20200124/k00/00m/010/332000c