https://www.at-s.com/news/article/politics/shizuoka/724842.html
 連合静岡は10日、昨夏の参院選に関し組合員を対象に実施したアンケート結果を公表した。比例代表の投票先に政党名を書いた人のうちの45%は「自民党」で、最多だった。連合静岡は参院選で国民民主党と立憲民主党の候補者を推薦したが、政党名の投票者は自民を下回った。政治への関心が「あまりない」「まったくない」と答えた人は3割を占めた。
 比例代表は78%が候補者名で投票したとし、20%が政党名だった。政党名とした人の投票先は国民が21%、立民17%、日本維新の会5%だった。
 政治への関心が「ある程度ある」は58%を占めた。「あまりない」は26%、「まったくない」は5%だった。今後期待する政策では「経済成長」が最多で31%、「年金」(22・9%)、「子育て」(13・2%)と続いた。
 アンケートは組合員2200人を対象に行い、1951人(回収率88・6%)から回答を得た。同日、静岡市内で行われた推薦議員との議員団会議で示された。
 分析した連合静岡沼駿三田地域協議会の村田康文議長は「野党への政治不信や、自民が労働者を守る政策も打ち出していることなどが投票先として自民が多い一因」との見方を示した。その上で「連合静岡が『反自民』の立場で政治活動している理由を組合員にしっかり説明する必要がある。野党は信頼される政治を行ってほしい」と指摘した。
 新春賀詞交歓会も開かれ、中西清文会長や川勝平太知事ら約300人が出席した。