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イラクの首都バグダッドで、イランの精鋭部隊、革命防衛隊の司令官が攻撃を受けて死亡しました。アメリカ国防総省は攻撃を行ったことを認め、アメリカとイラン両国の間で緊張が一段と高まっています。

イラク国営テレビは3日、首都バグダッドの国際空港近くの道路で車列が攻撃を受け、複数の死者が出たと伝えました。

それによりますと、死者のなかにはイランの精鋭部隊、革命防衛隊の実力者として知られるソレイマニ司令官が含まれているということです。

これについてアメリカ国防総省は2日夜、「トランプ大統領の指示を受けてアメリカがテロ組織に指定しているイランの革命防衛隊のソレイマニ司令官を殺害した」という内容の声明を発表しました。

ロイター通信は、匿名のアメリカ当局者からの情報としてアメリカ軍がイラク国内にあるイランに関係している場所を攻撃し、ソレイマニ司令官を殺害したと伝えています。

イランの革命防衛隊は、イランの国営メディアを通じて「バグダッドの空港でのアメリカ軍による攻撃で、ソレイマニ司令官が殉職した」と発表し、イラン側も、ソレイマニ司令官が死亡したことを認めました。

アメリカ軍が直接、イラン当局の実力者を狙って殺害したことで、今後、イランが強く反発するのは必至です。

イラクでは今週、バグダッドにあるアメリカ大使館がイランが支援するイスラム教シーア派の民兵らの抗議デモによって施設に被害が出る異例の事態が起きたばかりで、アメリカとイラン両国の間で緊張が一段と高まっています。

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200103/K10012234571_2001031131_2001031134_01_02.jpg


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