https://mainichi.jp/articles/20191227/k00/00m/010/421000c
 立憲民主党が国民民主党との合流を急ぐのは、次期衆院選で候補予定者が小選挙区で重なる「競合区」が増えていることが背景にある。枝野幸男代表が合流を呼びかけた今月6日以降も、競合区は2カ所も増え、全国で計10選挙区に達した。これ以上の増加は「野党共闘」にも影響を与えかねない。

 「このまま候補者が乱立したらどうするんだ。誰が主導権を握って調整していくのか」。合流呼びかけの直前に開かれた6日の立憲の臨時常任幹事会。安住淳国対委員長は候補者調整への危機感をあらわにして、早期合流を訴えた。

 立憲と国民は競うように289ある小選挙区を埋めてきた。9月末に統一会派を結成後も双方が次々と擁立。…