https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191225-00000014-cnippou-kr
北朝鮮の国営メディアが24日、北朝鮮の相次ぐ新武器試験発射を日本の安全に対する「差し迫った脅威」と規定した河野太郎防衛相を激しく非難した。

朝鮮中央通信はこの日、「無知で愚昧な政治小人」と題した論評で、河野防衛相の最近の発言について「対朝鮮敵対意識が骨髄に満ちた者の狂った妄言」と非難した。河野防衛相が21日、海上自衛隊の護衛艦「いずも」に乗艦して「北朝鮮は5月以降も相次いで弾道ミサイル等の発射を行い、わが国の安全に対する重大かつ差し迫った脅威」と述べたことに対してだ。

朝鮮中央通信は「我々の軍事的措置は主権国の堂々たる自衛的権利の行使であり、誰の批判対象にもならない」とし「日本は煽るように話す。放射砲(ロケット砲)試験射撃であり、海の向こうにある島国にはいかなる脅威にもならないというのは子どもでも分かる」と主張した。続いて「それでも日本はとんでもない『脅威』説を並べて国際的な圧力を扇動している」とし「自国と地域の安全保障ではない別の不純な目的を追求していることを見せている」と述べた。

朝鮮中央通信は「実際、日本は我々との『条件なしの対話』を叫びながらも依然として制裁にこだわってきたし、国際舞台を回って圧力強化を訴え、尋常でない軍事的な動きをよりいっそう露骨化した」と批判した。さらに「日本がいくら『脅威』『挑発』という言葉を繰り返して夏の夜のヒグラシのように鳴いてもどうしようもない」とし「白いものを黒いものと言い張ってほざく日本の破廉恥でいやらしい行為は、政治小人としての哀れな存在を浮き彫りにするだけだ」と主張した。