6日放送のTBS系「news23」(月〜木曜・後11時、金曜・後11時半)で、9日に会期末を迎える国会で、1か月以上に渡って国会に姿を見せていない菅原一秀前経産相、河井克行前法相と妻の自民党の河井案里参院議員について「どこに?疑惑の3議員 国会欠席1か月」と題して特集した。

 番組では、菅原氏が秘書が有権者に香典を渡していた問題で10月25日に辞任。河井氏は、妻の案里議員に選挙違反の疑惑が浮上し10月31日に辞任したことを伝え、菅原氏と河井氏は辞任の際に「説明責任を果たしたい」などと話していたVTRを放送した。

 そのなかで6日に案里議員は「適応障害」で1か月ほどの療養が必要であることを自民党の世耕弘成参院幹事長が公表したことも伝えた。さらに番組では国会を欠席している3人に今月いくら支払われるかを伝え、歳費が129万4000円、文書通信交通滞在費100万円、ボーナスにあたる期末手当が衆院議員の菅原氏と河井克行氏は323万6617円の計553万617円、参院議員の案里氏は期末手当が194万1970円で計423万5970円が支払われると伝えた。

 こうした現状に小川彩佳キャスターは「お三方ともそれぞれ説明責任を果たすというふうに約束したはずですが、1か月以上たちますが説明がない、どころか国会にも姿を現さない、と。議員としての仕事をしていなくても歳費は変わらず税金から払われ続けるわけですよね。これってあっていいことなんでしょうか」と疑問を投げかけた。

 これにアンカーでジャーナリストの星浩氏は国会を1か月以上も休んでいることに「国会議員としての務めが果たせないわけですから、それであるなら国会議員を辞めるというのが筋だと思うんですね」と指摘し「安倍総理も二階幹事長も説明するのか議員を辞するのかハッキリしろと迫るのが上司としての仕事だと思います」とコメントしていた。

スポーツ報知
2019年12月7日 14時29分
https://hochi.news/articles/20191207-OHT1T50096.html