与党 国会会期延長なしの方針 野党「桜を見る会」で延長要請へ

今の国会の会期末を来週9日に控え、与党側は法案の成立などにめどがついたとして、会期を延長する必要はないとしているのに対し、
野党側は「桜を見る会」について、安倍総理大臣から説明を聞く必要があるとして、会期の大幅な延長を求めることになりました。

会期末を来週9日に控え、自民・公明両党の幹事長と国会対策委員長らは、4日朝東京都内で会談し、緊張感を持って、終盤国会の対応にあたる方針を確認しました。

自民党の森山国会対策委員長は、記者団に対し、「法案はほぼめどがついているので、会期の延長は頭の中にない」と述べ、会期を延長する必要はないという認識を示しました。
また、「『桜を見る会』の問題は、安倍総理大臣も本会議で答弁するなど議論を重ねてきた。国民の理解もいただきつつあるのではないか」と述べました。

一方、野党側は、国会対策委員長が会談し、「桜を見る会」について、予算委員会の開催に応じない与党側の姿勢は容認できず、
安倍総理大臣から引き続き説明を聞く必要があるなどとして、国会の会期を大幅に延長するよう与党側に求めることを決めました。

立憲民主党の安住国会対策委員長は、記者団に対し、「『桜を見る会』の問題は、終わるどころかこれからであり、越年国会にするよう働きかけたい。
逃げる与党、追う野党であり、終わったかのような雰囲気を出すことは許さない」と述べました。

立憲民主党の蓮舫参議院幹事長は、党の参議院議員総会で、「自民党は安倍総理大臣出席のもとでの予算委員会の集中審議を拒否しており、
『総理隠し』以外のなにものでもない。参議院予算委員会の委員長が安倍総理大臣が出席しない一般質疑の開催を提案しているが、
開かないよりは疑惑の解明を進めたいので開催を期待したい」と述べました。

共産党の穀田国会対策委員長は、記者会見で「『桜を見る会』の真相解明はいまだになされていない。真相解明にふたをするのかどうかが問われている。
国会を閉じるのではなく、会期を延ばして議論することが必要だ」と述べました。

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20191204/k10012201571000.html

参考
特定野党「桜を見る会(5千万円)を追及したいから国会会期(一日3億円)を大幅に延長しろ」
http://hayabusa9.2ch.net/test/read.cgi/news/1575430724/l50