安倍晋三首相の地元山口県の事務所を通じ、首相主催の「桜を見る会」に参加した複数の後援会関係者が15日までに、前夜祭などを含めた「ツアー」の実態を証言した。会場に向かうバス車内で事務所の職員が案内状を回収し「受け付け」を実施、手荷物検査もなく、下車後は次々と首相夫妻と記念撮影するなど優遇ぶりがあらわになった。

 地元事務所の秘書から誘われ、2015年4月の会に参加した男性は、事前に代金を事務所職員に手渡していた。会の当日、地域ごとにバスに乗り、午前7時に東京都内のホテルを出発。

 バスは新宿御苑内の駐車場に乗り入れ、手荷物検査をする受付には立ち寄らなかった。

共同通信
2019/11/15 05:47 (JST)
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