菅義偉官房長官は12日の記者会見で、例年4月に開かれる首相主催の「桜を見る会」について、開催要領の見直しを検討する考えを示した。招待客の選定基準を明確にする方向だ。安倍晋三首相が同会を私物化しているとの批判が出ていることから、沈静化を図る狙いがあるとみられる。

 4月13日に催された今年の桜を見る会の開催要領には、招待範囲として「国会議員」や「事務次官等および局長等の一部」などと並んで「その他各界の代表者等」と記されている。野党は首相が「等」を拡大解釈し、多数の後援会関係者を会に招いてきたと批判している。

時事通信
2019年11月12日17時15分
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