韓国の日本叩きは一方的、米国メディアも呆れる
日本では見られない国民レベルの韓国製品ボイコット
2019.8.21(水)
古森 義久

 ところが8月中旬になると、日韓対立に関する米国メディアの報道は流れが変わってきた。韓国における
日本攻撃の動きを紹介する内容が圧倒的に多くなったのである。ソウルの日本大使館への抗議デモや、ソウル市内で
の大衆集会での「反日」「反安倍政権」の叫び、日本に抗議する焼身自殺などが大々的に報道されるようになった。

「日本側の韓国叩き」が報じられない理由

 ニューヨーク・タイムズも8月15日付の報道で、もっぱら韓国における日本糾弾の動向に焦点を絞り、
「多数の韓国民による日本大使館への抗議行進」「日本製の衣服、ビール、化粧品、自動車などのボイコット」
といった日本叩きの実態を詳細に伝えていた。

 前述したように、米国メディアの多くは、これまで日韓両国を均等に扱うスタンスをとってきた。
そのスタンスに従えば、韓国側の動きに続いて、日本側の国民一般レベルでの反韓の動きを報道するのが
自然の流れである。

 ところが日本側の「国民一般レベルでの韓国叩き」の報道がまったくない。韓国、日本の双方に相手国への
感情的な反感があるかのように伝えてきた米国メディアが、日本側の国民レベルの反韓現象を報じないのである。

 その理由はごく簡単、そんな現象が見当たらないからだろう。

 その代わりに米国では、このところの「韓国での日本叩き」報道がどっと拡大してきた。ソウル市内で反日、
反安倍のプラカードを掲げて集まる大群衆の写真を多数つけて報じるなど、記事の内容はきわめて詳細である。

皮肉っぽく報じられた日本製品ボイコット

 その種の報道で代表的なのは、米国で最大部数を誇る新聞、ウォール・ストリート・ジャーナル紙(8月19日付)
の「韓国のボイコットでは日本のハローキティまでが排除される」という見出しの長文の記事だった。

 副見出しは「二国間の貿易紛争はオモチャ、チョコレート、ペットフードまでも犠牲にする」である。
その脇には、日本のキャラクター商品「ハローキティ」のイラストが載っていた。

 韓国食品企業が製造した米製品のなかに0.1%の日本産米が含まれていたことを非難され、同企業が日本米を
取り除いて謝罪した話。日本で制作されたアニメのペンギン「ポロロ」が排された話。韓国での国際競馬レースに
日本の馬が参加できなくなった話。韓国の若者たちが日本製のスニーカーや抹茶ラテ、ビール、モツナベ、刺身、
寿司などのボイコットを他人にも押しつけている話・・・。韓国側のあまりに徹底的で異常な「反日」を、
この記事は軽いタッチでやや皮肉っぽく伝えていた。そして、この日本製品ボイコットは全体としての経済効果は
少ないだろう、という日本側専門家のコメントを載せていた。

 ここまで詳しく韓国側の日本叩きを報じるならば、読者は「では日本側の韓国叩きはどうなのか」という疑問が
沸くだろう。しかし同記事は、日本側の韓国ボイコットには触れていない。

(以下ソース)
https://jbpress.ismedia.jp/articles/-/57373?page=2

参考
日韓対立「どっちもどっち」ではない 米メディア、韓国の一方的な日本叩きに呆れ始める
http://hayabusa9.2ch.net/test/read.cgi/news/1566353266/l50