韓国の一手で日本は詰む?全周辺国からの追及を免れない事態へ…
追い詰められた韓国が繰り出す必殺技?

もはや国交断絶なのではないかとさえ思われる、最悪の状態を続ける日韓関係。

かなり四面楚歌の状況にある韓国が新たな必殺技を登場させてきており、安倍政権は思わぬところで本質的な問題を突かれる状況に直面し始めています。

それが、福島第一原発の汚染水の問題です。

■韓国外交省が振り出した安倍政権への鉄槌的要請

韓国外交省の報道官は8月13日、定例記者会見において東京電力福島第一原発でたまり続ける汚染水について、「韓国国民の健康や安全を最優先として、汚染水の管理状況や処理計画について、日本に情報公開などを積極的に要請していく」とする方針を発表し、これがにわかに注目を浴びています。

ことと次第によっては国際機関や太平洋の沿岸各国とも協力して汚染水の放出問題に対応していくとしています。

2013年9月の東京五輪招致演説で「福島第一原発の状況はコントロールされている」と大見得を切った安倍首相の発言は、当該施設の汚染水に関してはまったくの虚偽発言と指摘されても仕方ない状況が続いています。

これがこのタイミングで国際的な問題になった場合、沿岸各国へ補償や対策を含めてかなり大きな課題になりかねない、極めてクリティカルな事案になりそうです。

この汚染水問題、韓国は自国民の健康が心配でしょうが、もっと心配なのはこちらの日本国民の方で、しっかり政府から詳細が定期的にアップデートされているとは決して言えないのが実情となっています。

■放射能汚染水はもう満杯状態?持って行く場所もない

そもそも福島第一原発の汚染水には地下水が入り込んだりして、どれだけ地下から海中に流れ出しているのかはよくわからない状況にあるようですが、それでも建屋などから発生する汚染水は一応貯蔵されて保管されています。

ただ、東京電力によれば、この汚染水は2022年にはすでに敷地内に設置したタンクを増設しても満杯に至る状況で、放射性物質の大半は除去できるとはしているものの、トリチウムは残り続けることになることから、こっそり海に捨てる以外には実は方法がなくなっている、かなり危機的な状況にあるといいます。

しかもこれは取り除いた汚染水の話で、原子炉建屋の地下に溜まる高濃度の汚染水はそれとは別に1万8,000トンもあり、当初の計画のようにはまったく減らせていない状況が続いているといいます。

その放射能物質の濃度は実に上述の炭鉱の処理済み汚染水の1億倍の濃度といいますから、どこにも持っていき場のないとんでもないお荷物を延々と抱えて処理ができないというのが正確なところのようです。

くさいにおいは元から絶たなきゃだめというどこかの消臭剤のCMのコピーがありましたが、まさに建屋の高濃度汚染水をなくさないかぎり、延々と汚染水は増え続けることになるのです。

過去にはこの高濃度汚染水が地下の坑道から海に漏れ出して基準値を超える汚染魚介類が見つかったのは記憶に新しいところです。

2につづく

MONEY VOICE
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