https://natalie.mu/eiga/news/343077
「新聞記者」イベントに伊藤詩織がサプライズ登壇、プロデューサーは韓国公開を発表

2019年8月9日 10:10 映画ナタリー

「新聞記者」のトークイベントが昨日8月8日に東京・丸の内ピカデリーで行われた。

望月衣塑子の著書を原案とする「新聞記者」は、国家権力の闇に迫ろうとする新聞記者・吉岡の奮闘と、現政権に不都合なニュースのコントロールを任されたエリート官僚・杉原の葛藤を描いた政治サスペンス。シム・ウンギョンが吉岡、松坂桃李が杉原を演じた。8日時点で動員40万人、興行収入約5億円を記録している。

イベントには俳優の石田純一、元文部科学事務次官であり現代教育行政研究会代表の前川喜平、プロデューサーの河村光庸が出席。朝日新聞の論説委員・高橋純子も進行役として参加した。まず河村は「私はよく映画祭に参加していたのですが、世界各国の方々はほとんど日本の政治について知らないんです。それは長い間日本で政治に関する映画が作られていなかったから」と説明する。「新聞記者」製作の発端を「伊藤詩織さんの事件です。国家権力が逮捕状を出しておいてそれを取り下げるなんてことがあっていいのかと。そこまで来ちゃったのかと。大変な危機感を持って、なんとしてでもこの映画を作らなければと思いました」と明かした。

「今日、実はサプライズゲストが来ています」と河村が話すと、ステージに伊藤詩織が登場。河村が「裁判中でいろいろ問題があるかもしれないけど来てくれました」と続けると、観客から伊藤に大きな拍手が送られた。伊藤は「自分がここに立っていることにちょっと驚いています」と心境を吐露し、現在はイギリス・ロンドンに住んでおり裁判のため一時的に日本に来ていると説明。7月8日に行われた尋問を振り返りながら「ずっと取材をしてくださっている望月記者が尋問にも来ていて。尋問のあとに『お疲れさま』と声をかけてくれて、『新聞記者』のチケットをくださった。『観てきてください』と。実は、観る勇気がなかったんです。悪夢が描かれていて、フラッシュバックしてしまうんではないかと思って。ただ当事者であるし、ジャーナリズムとしても観たいと思って尋問のあとにすぐ観に行きました」と話す。映画には伊藤をモデルとするキャラクター・後藤さゆりが登場しており、「満席だったんですが、いったいここにいる何人が後藤さゆりさんが体験したことについて知っていて、ノンフィクションだと思って観ているのかなと思って。観終わったあと、動けずにぼーっとしていたんです」と回想。「そうしたら出るときに『詩織さんですか?』と声をかけてくれた方がいて、『私たちのために声を上げてくださってありがとう』と言ってくださったんです。そこで緊張などいろいろなものがほぐれて涙が出ました。性暴力だったり、体験したことを日本のメディアではなかなか話すことができなくて、それが映画というフィクションで描かれていることにいろいろ思うことはあったんです。でも観た人に伝わっていたのがうれしかった」としみじみ述べた。

(以降ソースにて)


参考)
https://natalie.mu/eiga/film/177828
映画「新聞記者」
東京新聞記者の望月衣塑子によるベストセラーを原案としたサスペンス。

週刊新潮 2017年5月18日菖蒲月増大号
https://www.shinchosha.co.jp/shukanshincho/backnumber/20170510/
被害女性が告発! 「警視庁刑事部長」が握り潰した
「安倍総理」ベッタリ記者の「準強姦逮捕状」

ニューヨークタイムズが異例の特集 / 伊藤が訴えた相手・山口敬之の写真も大々的に掲載
2017.12.30 Buzz Plus News
http://buzz-plus.com/article/2017/12/30/ito-shiori-yamaguchi-noriyuki-new-york-times/

https://fate.5ch.net/test/read.cgi/seijinewsplus/1519645782/
【山口敬之/準強姦揉み消し問題】山口敬之を「番記者だっただけ」と捨てた安倍首相、どちらかがウソ【北村滋/中村格】[02/26]

https://fate.5ch.net/test/read.cgi/seijinewsplus/1562767543/
【リテラ】菅官房長官が“山口敬之氏への資金援助”を企業に要請の報道が! 詩織さん事件で逮捕を止めた警察官僚も菅の右腕だったが…