7月の参院選比例代表で当選した共産党の山下芳生氏に投票したのに、堺市美原区での得票数が0票だったのは区選挙管理委員会のミスだとして、同区の有権者4人が7日までに、市と区の選管に全容解明と再発防止を要望した。

 区選管によると、票は封印して保管されており、開封して山下氏の票を調べるためには所属政党の共産党が東京高裁に提訴して判断を仰ぐ必要がある。

 4人は要望書で「直接不利益を被った当事者の私たちには何の手だてもない。二度とこのようなミスが生じないことを願う」としている。

 党堺地区委員会の田中浩美委員長は「党中央委員会と相談して提訴するか検討したい」と話した。

 山下氏は比例代表で約4万9000票を獲得し、4選を果たした。(共同)

毎日新聞
2019年8月7日 15時37分
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