日本共産党のポスターの内容に疑問があり、実態を調べてほしいという依頼が当サイトに寄せられた。情報提供者が
問題視しているのは、「8時間働けばふつうに暮らせる社会へ」と書かれたポスターだ。この言葉は、身体的、精神的な
苦痛や障害を抱えていて働くことの困難な人への配慮を欠いた、差別的な表現だというのだ。
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このポスターが近所の家の外壁に貼られているのを情報提供者が見かけたのは、2019年6月17日のことだった。
14日にその家の前を通った時に見たのは、以前から貼られていた別のポスターだったことを記憶しているという。
ところが、19日にそこを通ると、またもや新しいポスターに貼りかえられていた。
これほどの短期間で貼りかえられたのは、「ポスターの内容に何らかの問題か不都合な点があったからに違いない」と
考えたという。一方、当サイトが確認したところ、「8時間働けばふつうに暮らせる社会へ」もしくはそれに類する表現は、
日本共産党の各種媒体等で以前から繰り返し使われてきたものであることが判明した。
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当サイトでは、日本共産党中央委員会に話を聞いた。担当者によると、当該の表現は、2016年の参議院議員総選挙の時に、
神奈川県の候補者・あさか由香氏が用いたのが始まりであるとのこと。その後、2017年1月の日本共産党第27回大会での
決議にて、この表現が使われたそうだ。
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「短期間で貼りかえられたのは表現に問題があるからではないか」という情報提供者の推測について尋ねたが、「それは
見当違いですね」との回答だった。
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以上の結果から、情報提供者の推測は信憑性が低いと言わざるを得ないのではないだろうか。もちろん、「8時間働けば
ふつうに暮らせる社会へ」という表現をどのように受け止めるかということは、人それぞれ異なるかもしれない。
とはいえ、その表現に同意できないという立場であるとしても、憶測を含む批判は説得力を欠くように思える。

記事全文とそのほかの画像一覧 http://tanteiwatch.com/72786

参考
日本共産党「8時間働けばふつうに暮らせる社会へ」→「働きたくても働けない人への差別だ!」と非難
https://hayabusa9.5ch.net/test/read.cgi/news/1562475000/