立憲民主党の枝野幸男代表は1日、札幌市での街頭演説などで、日米貿易交渉をめぐりトランプ米大統領が「8月決着」に言及したことについて、「環太平洋連携協定(TPP)以上に一次産品で譲歩したことは明らかだ。違うなら米政府に明確な形で否定しなければならない。それがない以上、密約があったとの前提で選挙の争点にせざるを得ない」と強調した。

 枝野氏は「いよいよ夏の政治決戦だ。恐らく参院選だけではなく、衆院解散・総選挙も行われる」と述べ、安倍晋三首相が同日選に打って出るとの見方を示した。その上で、「元号も変わった新しい時代に、新しい政治で活力ある経済と社会を立憲民主党がつくっていきたい」と支持を訴えた。

時事通信
2019年06月01日15時41分
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