今夏の参院選比例代表に日本維新の会公認で立候補する予定だった元フジテレビアナウンサー、長谷川豊氏(43)が被差別部落への差別を助長する発言をした問題で、同党の松井一郎代表は31日、長谷川氏の公認を取り消す方向で検討していることを明らかにした。

 同党が第三者委員会で人権問題の専門家らの意見を聞き、結論はほぼ出ているという。記者団の「公認は取り消すのか」との質問に、松井代表は「そうなるのでは」と答えた。

 部落解放同盟などによると、長谷川氏は今年2月の講演で、江戸時代の被差別民について、身分を示す差別的な呼称で取り上げ「人間以下と設定された人たちも、性欲などがあります。当然、乱暴なども働きます」などと発言。問題が報じられると、公式ホームページで撤回し、謝罪した。【矢追健介】

毎日新聞
5/31(金) 20:15配信
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