今夏の参院選比例代表に日本維新の会公認で立候補する予定だった元フジテレビアナウンサー、長谷川豊氏(43)が被差別部落への差別を助長する発言をした問題で、同党の松井一郎代表は27日、人権問題の専門家らによる第三者委員会を週内にも開き、意見を聞いたうえで処分する方針を明らかにした。同党は現在、長谷川氏の公認を停止している。

 部落解放同盟などによると、長谷川氏は今年2月、東京都内で講演した際、江戸時代の被差別民について、身分を示す差別的な呼称で取り上げ「人間以下と設定された人たちも、性欲などがあります。当然、乱暴なども働きます」などと発言。インターネット上にこの動画が投稿されると、発言を問題視する指摘が相次いだ。

 長谷川氏は今月22日、公式ホームページで発言の撤回を表明し謝罪した。同党党紀委員会で処分を検討する。【矢追健介】

毎日新聞
2019年5月27日 22時07分
https://mainichi.jp/senkyo/articles/20190527/k00/00m/010/268000c