立憲民主党の枝野幸男代表は25日、今国会に内閣不信任決議案を提出する可能性について「政治状況を見極めて判断する。現在は白紙だ」と語った。さいたま市で記者団の質問に答えた。

 内閣不信任案の提出をめぐっては、菅義偉官房長官が衆院解散の「大義」になるとの見解を示したため、立憲内では「解散を誘発する可能性がある」(福山哲郎幹事長)と慎重論も出ている。
 枝野氏は「野党の立場として(衆院を)解散してもらわないと政権を取る可能性はない」と述べ、解散を歓迎する姿勢を強調。ただ、会期内に不信任案を出すかどうかについては「最後は政治勘だ」と語り、態度を鮮明にしなかった。

時事通信
2019年05月25日16時44分
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