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2019/05/12(日) 22:27:44.38ID:u+7XfCNM9「一票たりとも回すな」。溝手氏は周囲にこう訴え、陣営の引き締めを図っている。党広島県連ホームページ(HP)に溝手氏のHPを表示するバナーはあるが河井氏はない。県連は3月に支援を溝手氏に一本化することを決めた。河井氏が県内の団体を訪れても門前払いされるケースがあるという。
今月7日には国会内で、ある文書が出回った。溝手氏を推す県議が、直近2回の参院選に立候補した日本維新の会系の女性に「あなたが立つと女性票が割れる。河井の票を奪ってほしい」と出馬を促し、資金援助もにおわせたとする内容だ。女性から報告を受けたとされる維新の下地幹郎衆院議員は産経新聞の取材に、事実関係について「答えない」と話す。
広島選挙区には国民民主党現職、森本真治氏や共産党新人も立候補を予定している中、できるだけ議席を確保したい安倍晋三首相(党総裁)の一声で2人目の擁立が決定した。直近2回の広島選挙区で自民党はいずれも当時の民主党に2倍以上の票をつけたことが背景にある。
岸田氏は、2人目の擁立は受け入れたものの、周囲には「おれは宏池会会長だ」と語り、河井氏の支援には消極的だ。
「溝手陣営にいじめられている」。河井陣営はこう強調し、独自の人脈を使って活路を見いだす構えだ。
河井氏は、克行・党総裁外交特別補佐の妻で、平成21年の県知事選に出馬し、約19万票を得た。8日には首相官邸で菅氏と面会した。6月2日に広島市内で開くパーティーには、森山裕国対委員長や山口泰明組織運動本部長ら党幹部が駆け付ける予定だという。
今回と構図が似ているとされるのが21年前の10年参院選だ。
自民党は亀井郁夫氏と奥原信也氏の新人2人を擁立し、2議席独占を狙った。奥原氏は宏池会系県議らと票を固める組織戦を展開した。亀井氏は5年の知事選で29万票を得た知名度を武器に、弟の静香元建設相とともにどぶ板選挙を徹底した。結果は奥原氏が落選、亀井氏と旧民社党系の無所属新人、柳田稔氏(現国民民主党)が当選した。
党幹部は「保守が争えば結果として自民党の票が増える」と話し、競争の激化を歓迎するが、21年前の再来となる可能性もある。
産経新聞
5/12(日) 20:32配信
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190512-00000539-san-pol