立憲民主党の枝野幸男代表は4日、仙台市で街頭演説し、選択的夫婦別姓の導入を訴えていく意向を表明した。夏の参院選へ争点化を図る。「夫婦で同じ名字が良いという人はいい。なぜ選択すら許さず、自分の価値観を人に押し付けるのか。選択的夫婦別姓の導入を高く掲げたい」と述べた。

立民は党綱領で多様性を認める社会実現を掲げている。女性・女系天皇の容認だけでなく、選択的夫婦別姓の導入も自民党との対立軸として打ち出す構えだ。

演説で、枝野氏は結婚した女性が戸籍上の名字を変え、仕事面で不利益を受けていると指摘。「夫婦別姓に賛成せず『女性が輝く社会』と言うべきではない」と批判した。

〔共同〕

日本経済新聞
2019年5月4日 18:20
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO44435160U9A500C1000000/