安倍晋三首相の欧州歴訪に続き、閣僚12人が4月下旬から5月上旬にかけ、相次いで外国へ出張する。天皇陛下が退位される4月30日は皇位継承に伴う一連の儀式に参列するため全員が日本に滞在するものの、新元号「令和」初日の5月1日に6人が出国するなど、改元直後から出国ラッシュとなる。

 大型連休中の閣僚外遊は恒例。月内は、麻生太郎副総理兼財務相と茂木敏充経済再生担当相が25日から訪米し、ワシントンの日米首脳会談に同席する。河野太郎外相は26日からサウジアラビアを訪問。首相ら4人は29日までに帰国し、翌30日に皇居で開かれる「退位礼正殿の儀」に備える。

 5月1日は新天皇即位に関する儀式が終わった後、麻生氏、石井啓一国土交通相、柴山昌彦文部科学相ら6閣僚が日本をたつ。河野氏は2日未明にアフリカ歴訪に向けて出発する。

 さらに2日午前には岩屋毅防衛相、原田義昭環境相、片山さつき地方創生担当相がそれぞれ訪問地に向かう。菅義偉官房長官は9〜12日の日程で米国を訪問する。

時事通信
2019年04月24日07時27分
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