韓国の李洛淵首相の秘書室長を務める鄭雲鉉氏は14日までに、長嶺安政駐韓大使と共にソウルの山に登ったとして、自身のフェイスブックに写真付きで投稿した。日韓関係について、元徴用工訴訟の判決を巡ってぎくしゃくしているものの「いやが応でも背を向けることのできない隣国だ」と書き込み、改善に意欲を示した。

 鄭氏は投稿で、日韓の歴史問題は「過去の出来事にとどまらず現在進行形だ」とし、「きちんと解決されなかった過去の歴史は現在の出来事としてよみがえり、議論の的になりがちだ」と指摘。

 その上で、日韓は依然として経済的、社会的に互いに重要な存在だとの見方を示し、両国関係が良かった時代の再来は「両国の努力、その中でも特に日本の努力が加われば可能になり得る」と訴えた。「そんな日が遠くないうちに来ることを望みつつ、私たち2人が懸け橋の役割を果たせるならこの上なくうれしい」と締めくくった。(共同)

産経新聞
https://www.sankei.com/world/amp/190414/wor1904140012-a.html