塚田一郎副国土交通相は1日夜に福岡県知事選の自民推薦候補を応援演説し、山口県下関市と北九州市を結ぶ下関北九州道路の建設計画を巡り、国が今年度から国直轄の調査への移行を決めたことについて、下関市が地盤の安倍晋三首相らを念頭に「私が忖度(そんたく)した」と述べた。

塚田副国交相の応援演説の抜粋は以下の通り。

 ・大家(敏志)さんが、私が逆らえない吉田博美参議院幹事長と一緒に、私の副大臣室にアポを取って来られました。地元の要望がある。これが「下関北九州道路」です。

 ・「副大臣、これ何とかしてもらいたい」。動かしてくれということであります。で、吉田幹事長が私の顔をみて「塚田分かってるな。これは総理の地元と副総理の地元の事業なんだよ」と。「俺が何で来たと思うか」と言うんですね。私すごく物分かりがいいんです。すぐ忖度します。分かりましたと。総理とか副総理がそんなこと言えません。(中略)でも私は忖度します。

 ・それで、これを今回の新年度予算に国で直轄の調査計画に引き上げました。

毎日新聞
2019年4月3日 20時48分
https://mainichi.jp/senkyo/articles/20190403/k00/00m/010/314000c