首相「懇談会での意見など踏まえ 新元号を決定」

平成に代わる新しい元号が4月1日に決定されるのを前に、安倍総理大臣は、東京都内の博物館で皇室ゆかりの作品を集めた展覧会を鑑賞しました。このあと、安倍総理大臣は記者団に対し、新元号について、各界の代表や有識者からなる「元号に関する懇談会」での意見などを踏まえて決定する考えを示しました。
平成に代わる新しい元号が4月1日に決定されるのを前に、安倍総理大臣は31日午後、東京 上野の東京国立博物館を訪れ、天皇陛下の即位30年を記念して開かれている展覧会を鑑賞しました。

そして、昭和を代表する日本画家の東山魁夷の作品で、平成2年の大嘗祭(だいじょうさい)で使うために制作された「悠紀地方風俗歌屏風」などを見て回っていました。

このあと、安倍総理大臣は記者団に対し、「長年にわたり天皇皇后両陛下が担われてきた文化交流の意義深さに思いをはせつつ、すばらしい作品を拝見した。今まで守り続けてきた伝統文化の上に新しい日本を切り開いていきたい」と述べました。

そのうえで、1日に決定される平成に代わる新しい元号について「さまざまな方々から意見をうかがいながら決定していきたい」と述べ、各界の代表や有識者からなる「元号に関する懇談会」での意見などを踏まえて決定する考えを示しました。

NHKニュース
2019年3月31日 18時46分
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20190331/amp/k10011868091000.html