毎月勤労統計調査をめぐり、根本厚生労働大臣は、調査方法の変更を求めていたとされる、有識者検討会の委員以外の関係者について、当時の総理大臣秘書官のほかに秘書官と面会した元幹部らが含まれていたことを明らかにしました。

毎月勤労統計調査の調査方法をめぐり、平成27年9月、厚生労働省の担当者は、有識者検討会の座長に対し、検討会の委員以外の関係者が、調査方法の変更を求めているという内容をメールで報告していて、根本厚生労働大臣は、この関係者について、今月20日の衆議院予算委員会で「中江総理大臣秘書官のことだと思われるという話を聞いている」と答弁していました。

これについて、根本大臣は閣議のあとの記者会見で「改めて、メールを書いた当時の課長補佐に確認したところ、姉崎元統計情報部長と、統計関係の有識者、姉崎氏が接触した、中江総理大臣秘書官を念頭に置いていたことが分かった」と述べ、調査方法の変更を求めていたとされる関係者には、中江氏のほかに姉崎元部長らが含まれていたことを明らかにしました。

NHKニュース
2019年2月26日 12時11分
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20190226/k10011828511000.html