国民民主党の羽田雄一郎参院議員(長野選挙区)は11日、超党派の「みんなで靖国神社に参拝する国会議員の会」を退会する意向を明らかにした。長野市内で開かれた、夏の参院選での野党候補一本化を掲げる市民団体の会合に出席し、「今の安倍政権は戦争に向かっているようにしか見えない。安倍晋三首相を参拝させようとしている方が多い中でやめるべきだと考え、手続きに入る準備をしている」と語った。

 羽田氏は議連の副会長を務め、野田政権の国土交通相在任中を含めて靖国神社に集団参拝してきた。今夏が改選期で、長野選挙区の改選数が1人に減り、自民党の元衆院議員の新人との激戦が予想される中、立憲民主党や共産党などに配慮する狙いとみられる。

時事通信社
2019年02月11日16時54分
https://www.jiji.com/jc/article?k=2019021100434&;g=pol