大阪都構想の住民投票の実施時期を巡り、対立を深めてきた大阪維新の会と公明党の幹部が水面下で接触し、統一地方選での大阪府知事、大阪市長のダブル選回避に向けて調整を始めたことが8日、関係者への取材で分かった。

 また大阪維新代表の松井一郎知事は8日、公明党に協力を求めてきた今夏参院選と同日の住民投票実施を「物理的な日程として無理だ」と述べ、断念する考えを示した。

 松井知事は、都構想の制度案(協定書)を作る府と市の法定協議会で公明党の協力が得られず、3月中旬までの協定書決定がかなわない場合、吉村洋文市長とともに辞職し、ダブル選に挑む選択肢を検討している。

共同通信
2019/2/8 21:40
https://this.kiji.is/466584851341214817