【モスクワ共同】ロシアのラブロフ外相は16日、恒例の年頭記者会見を開いた。平和条約締結交渉で、北方領土が第2次大戦の結果、ロシア領になったと認めるよう日本に求めていることについて、「最後通告でも前提条件でもない」が、国連憲章に沿ったものだと説明し、日本の北方領土返還要求は「国連憲章上の義務に明白に違反している」と批判した。

 22日に予定される日ロ首脳会談を前に、日本との条約交渉に関して厳しい見解をあらためて突き付けた形。

 ラブロフ氏は日本側の「北方領土」の呼称も問題視し、日本は「第2次大戦の結果を完全に認めていない世界で唯一の国だ」と主張した。

共同通信
2019/1/16 19:11
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