沖縄のアメリカ軍普天間基地の移設をめぐって、アメリカ政府に対して名護市辺野古沖の埋め立て作業の中止を求める署名の数がこの1か月で19万を超え、署名活動を開始した人たちがホワイトハウス前で埋め立てをやめるよう訴えました。

ホワイトハウスではウェブサイト上で政府に対する請願に向けた署名を受け付けていて、先月8日から沖縄のアメリカ軍普天間基地の移設をめぐって名護市辺野古沖の埋め立て作業の中止を求める署名活動が行われています。

1か月となる7日、ホワイトハウス前では署名活動を始めた日系アメリカ人などおよそ40人が集会を開き、署名の数が19万を超えたと報告しました。

そのうえで、署名の数が1か月で10万を超えればホワイトハウスが何らかの回答をすることになっているとして「埋め立ての中止を求める声にトランプ大統領は直ちに回答すべきだ」と訴えました。

署名活動を始めた日系アメリカ人のロバート・カジワラさんは「沖縄の人たちがみずからの意思を示す来月24日の県民投票までは少なくとも埋め立て作業を中止すべきだ」と強調しました。

この署名活動は、タレントのローラさんやイギリスのロックバンド「クイーン」のブライアン・メイさんも協力を呼びかけ話題を呼んでいますが、この署名制度は前のオバマ政権が始めたもので、トランプ政権がどこまで回答するかは不透明です。

NHKニュース
2019年1月8日 8時41分
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20190108/k10011770571000.html