立憲民主党道連と連合北海道は、来年春の道知事選の候補者擁立を巡り、同党政調会長代行の逢坂誠二衆院議員(59)を軸に調整に入った。同党道連の佐々木隆博代表は18日、逢坂氏に出馬を要請し、連合北海道幹部も近く逢坂氏に要請して出馬環境の整備について協議したい意向だ。同党道連関係者によると、逢坂氏は知事選の戦い方に関し、政策の立案や道議会での多数派形成の重要性を指摘しているという。

 立憲民主と連合は、国民民主党と北海道農民政治力会議の4者で知事選の候補擁立を協議。今年4月から逢坂氏に複数回出馬を求めたのに対し、逢坂氏は「国政での活動を優先したい」と固辞していた。

 15日に高橋はるみ知事(64)が不出馬を表明し、自民党が鈴木直道夕張市長(37)の擁立を軸に調整を始めたことから、「情勢が変化した」(立憲民主党道連幹部)と判断。水面下で出馬を打診していた道内の会社経営者の擁立も断念した。

北海道新聞
12/20 07:20 更新
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/260202/