山口県岩国市は19日、市民約1万4千人に「ゲリラ・特殊部隊攻撃情報」のメールを誤って送信したと発表した。同市には米軍岩国基地があり、市民からは「実際に避難したじゃないか」「怖かった」など、40件の苦情や問い合わせがあった。

 市危機管理課によると、全国瞬時警報システム(Jアラート)機器の交換作業に伴いメール送信試験をした際、業者が誤操作。19日午後3時に「ゲリラ攻撃情報。当地域にゲリラ攻撃の情報が発信されました。屋内に避難し、テレビ・ラジオの情報に注意してください」とのメールを送った。

 市は誤操作に気付き、11分後に「記載内容は誤り」とするメールを再送した。「業者がテスト用のメールを送るべきところを、誤って送った」と説明している。(具志堅直)

朝日新聞
2018年12月19日19時46分
https://www.asahi.com/articles/ASLDM5WTVLDMTIPE027.html
http://www.asahicom.jp/articles/images/AS20181219004915_commL.jpg