安倍総理大臣は、自民党の役員会で、来年、12年ぶりに統一地方選挙と重なる参議院選挙について、第1次安倍政権では敗北したことを踏まえ、万全の準備を進めるよう指示しました。

自民党の役員会は、年内は18日が最後で、安倍総理大臣は「ことしは、働き方改革や外国人材の受け入れ、それに自然災害への対応など、現場の声を丁寧に集め、地に足のついた政策で政権与党の責任を果たすことができた」と振り返りました。

そのうえで、来年度予算案の編成作業について「今週、最終局面を迎えているので、最後まで気を抜くことなく、しっかり取り組みたい」と述べました。

また、安倍総理大臣は、来年、12年ぶりに統一地方選挙と重なる参議院選挙について「前回は、第1次安倍政権で負けて政局が不安定になった。統一地方選挙でしっかりと基盤を固め、参議院選挙を戦いたい」と述べ万全の準備を進めるよう指示しました。

このあと、萩生田幹事長代行は、記者会見で、「1人区が天王山になる。自民・公明両党でしっかりと過半数の議席を超えることが当面の目標だ」と述べました。

自民 吉田参院幹事長「反省生かし安定政権を」

自民党の吉田参議院幹事長は、記者会見で、「前回、統一地方選挙と同じ年に行われた参議院選挙の厳しい結果を真摯(しんし)に受け止め、反省しながら臨みたい。安定した政権を運営していくためにも極めて大事な選挙であり、特に1人区をどうやって勝ち抜くか知恵を絞って、勝利に向けて頑張りたい」と述べました。

NHKニュース
2018年12月18日 12時46分
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20181218/k10011751071000.html