ラビ・バトラ

日本に必要なことは、国内需要を活性化すること、それしかないのだ。50年代から60年代には
その必要はなかった。なぜなら、その当時の人々には満たされていない欲求がまだたくさんあったからだ。
人々がまだ十分に満たされていなかったために、当時の経済には自然な需要があったのだ。

しかし今は違う。今は需要を生み出すような政策がとられなければならない。日本が国内需要を生み出し、
以前の生産システムに立ち戻れば、日本経済はかつての力強さを取り戻すだろう。
もし日本が、IMFやハーバードの提案を鵜呑みにして人々を解雇するならば、需要はさらに減少して、
事態はいっそう悪化するだろう。何度でも言おう。日本は経済の基ほんに立ち戻らなくてはならない。
協調の精神や道徳的な経済政策のほうが、利己的なそれよりもずっと優れているのだ。