米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の名護市辺野古移設反対を訴え、8月に膵がんのため67歳で死去した翁長雄志前沖縄県知事の県民葬が9日、那覇市で営まれた。玉城デニー知事は式辞で「(翁長氏は)新基地の阻止に取り組み、沖縄の民意を訴え続け多くの共感を得た。県民は遺志を引き継ぐ」と述べ、辺野古反対の路線継承を改めて表明した。安倍晋三首相は、沖縄の基地負担軽減に意欲を示すメッセージを寄せた。
新基地阻止に向けた翁長氏の姿勢について玉城氏は「あらゆる手法を駆使した」と指摘し「日米地位協定の改定を求めるなど、負担軽減に尽力した」と功績をたたえた。

http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2018100901001754.html