安倍首相は2日に行う内閣改造・自民党役員人事で、甘利明・元経済再生相を党四役の総務会長か選挙対策委員長に起用する意向を固めた。甘利氏は麻生派に所属し、党総裁選で首相陣営の選挙対策本部事務総長を務めた。

 甘利氏は、2012年12月の第2次安倍内閣発足時に経済再生相に就任し、経済政策「アベノミクス」の司令塔役を担った。麻生副総理兼財務相、菅官房長官とともに安倍政権を支えたが、16年1月に秘書の現金授受問題で閣僚を辞任した。17年10月に衆院選で12回目の当選を果たし、党内では「みそぎは済んだ」(幹部)との見方が強まっていた。

 党役員では、二階幹事長と岸田政調会長の留任が固まっている。

読売新聞
10/1(月) 12:33配信
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