山尾議員
総理このまえ、大串議員に、「表現の自由の優越的地位ってなんですか?」と問われました。
この時、総理の答弁は、「表現の自由は最も大切な権利であり、民主主義を担保するものであり、自由の証。」という、
かみ合わない、謎の答弁をされました。法律の話をしていて、『自由の証』という言葉を私は、聴いたことありません。
もう一度たずねます。「優越的地位」というのは、どういう意味ですか?
「表現の自由の優越的地位」って、なんですか?総理。
言論の自由をもっとも大切にする安倍政権、なんですか?

安倍総理
「ま、これは、あの、ま、いわば、法的に 正確にお答えをすればですね、経済的自由、
そして、えー、精神的自由がより優越をするという意味においてですね、えー、
この表現の自由が重視をされている、ということでございます。」

山尾議員
「今、事務方の方から教わったんだと思います。
なぜ、精神的自由は、経済的自由に優越するのですか?
優越的地位だということは、なにをもたらすのですか?」

安倍総理
「ま、いわば、表現の自由がですね、この優越的な地位であるということについてはですね、
これは、まさにですね、えー、経済的な自由よりもですね、精神的自由がですね、優越をされるということであり、
いわば、表現の自由が優越をしているということでありますが、
いずれにせよ、ですね、それをですね、そうしたことを今、この予算委員会でですね、私にクイズのように聴くということ自体が、
意味がないじゃあないですか。

山尾議員
総理、もう一度お伺いします。
精神的自由が経済的自由より優越される理由、総理は今、優越されるから、優越されるんだ、といま、おいっしゃいました。これは、理由になっておりません。
これがわからないと、大変心配です。
もう一度お答えください。どうぞ。」

安倍総理
「内心の自由、これはですね、いわば、思想、考え方の自由を我々は もっているわけでございます。」