福岡労働局によると、福岡県で来年3月卒業予定の高校生の求人倍率が、7月末現在で2・45倍となり、昭和62年度の調査開始以降で最高になった。
求人数も前年同月比15・6%増の1万7668人で、平成6年度以降で最多だった。

求人数の内訳をみると、製造業(4211人)と建設業(2825人)、卸売り・小売業(3125人)の3つの分野で、6割近くを占めた。

特に建設業は伸び率も高く、22・3%だった。アベノミクスによる景気回復で、福岡市内を中心に建設需要などが膨らんでいるとみられる。医療・福祉の分野も伸びが目立った。20・6%増の1998人だった。

半面、少子高齢化に伴い、人手不足が深刻となった現状も見て取れた。

職を求める高校生の人数、求職者数は、過去10年で2番目に少ない7216人だった。若者の減少が、求人倍率を押し上げた面もある。過去3年間、3月末時点での就職内定率は99%台で推移しており、今年も企業は、人手不足に悩まされそうだ。

大学などの卒業予定者の求職者数も、前年比1・7%減の2万1310人だった。

ソース:産経新聞
https://www.sankei.com/region/news/180917/rgn1809170037-n1.html

2018.9.17 07:05