今治キャンパスを誘致した経緯をたどっていくと、
本宮勇という県議会議員に行き着く。

この人は、村上誠一郎の元公設秘書で、
例の加計学園の事務長とは、高校の時の同級生だったことから、
誘致の話が持ち上がったんだよ。( by 本宮のトマト通信)

その後、愛媛県知事になった加戸守行に話を持っていって、
この加戸さんと、その次に知事になった、今の中村時広とで
誘致に向けて動いてきたわけだ。( by 本宮のトマト通信)

今治市については、前の市長の越智忍の時から
積極的になったといわれているが、
この越智さんは、「愛媛維新の会」の設立者でもあり、
これは要するに、中村時広を支持する会派が前身となっている。

中村時広は、今は無所属だが、日本新党や新進党にいた奴で、
日本新党といえば細川護煕が田中派だし、
新進党も、経世会の羽田派と公明党だ。

維新といえば、地方分権政党で、公務員のリストラと土建だが、
これは地域振興だとか、国鉄民営化だとか、田中派の基本的な流れでもある。

地方創生会議の座長は、元小沢県知事の増田寛也だが、
小沢一郎とは父親同士が仲がよく、西松建設とも仲がいい。

今回の話で、なぜか隠れているのが、この経世会の二軍チームの関与だ。

今治キャンパスを施工した大本組は、羽田雄一郎に娘を嫁に出しているし、
小沢一郎の腹心と言われる創価学会の東祥三は、千葉科学大学で教授をやっている。

そして、この大学を施工したのが何処かといえば、小沢和子の実家の福田組だ。

この他にも、同じく教授になった中田宏や、認可を決めた山本幸三など、
新進党系の同窓生が多数登場しているにもかかわらず、マスメディアでは報じられていない。

総務省(旧郵政省)は田中派との結び付きが強く、初代大臣は、なんと小沢の父親なんだ。

特に仲がいいのが、椿事件で有名になったテレビ朝日との関係だろう。

ネットでも、この問題を追求しているとして一躍脚光を浴びている黒川敦彦は
「小沢一郎の勝手連」を自称していて、なぜかこの周辺の話をしない。


こないだからの動きを見ていればわかると思うが、狙いはおそらく総裁選だろう。

自民党の党員になるのには大して金はかからないから、
ほとんど全員が学会員だったとしても何ら不思議ではない。

ということは、「世論」を作ることができれば、「地方の乱」を起こせる。