自民党総裁選挙は10日に立ち会い演説会と共同記者会見が行われます。安倍総理大臣と石破元幹事長がみずからの主張を明らかにするなど、選挙戦が本格的に始まります。

自民党総裁選挙は、3選を目指す安倍総理大臣と石破元幹事長が立候補し、6年ぶりの選挙戦となりましたが、北海道の地震の対応を優先するため、党は9日まで選挙活動を自粛しました。

安倍総理大臣は9日、北海道に入り、被害状況を視察したり避難所を訪れたりしたほか、関係閣僚会議を開き災害対応に専念しました。

一方、石破氏は「正直で公正な政治」の実現に向け、官僚の幹部人事の基準を明確にすることなど、「信頼回復100日プラン」をまとめました。

10日は、午前中、地震で延期された立ち会い演説会と共同記者会見が行われ、両氏が、政権運営の在り方や、経済・財政政策、それに憲法改正の進め方など、みずからの主張を明らかにします。

ただ、安倍総理大臣が、午後にはロシア訪問に出発するため、両氏の論戦は帰国後の今週14日以降となります。

一方、両陣営では、告示日に取りやめた出陣式を10日に改めて開くほか、各地での集会や党員への電話による支持の呼びかけなどを再開することにしていて、今月20日の投開票に向け選挙戦が本格的に始まります。

NHKニュース
2018年9月10日 4時22分
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180910/k10011620981000.html