立憲民主党の福山哲郎幹事長が、ネット上で炎上している。文科省の局長級幹部らが逮捕・起訴された汚職事件に絡み、所属議員を取り巻く疑惑について、不可解な「逃げ口上」によって説明を拒否し、批判されているのだ。「モリカケ」問題で、安倍晋三政権の説明責任を追及してきた強気の態度とは、あまりに対照的だ。

「大手メディアに実名が上がってもいない状況で、出所不明のいろんなところに議論されていることについて、質問に答えるのは適切ではない」

 福山氏は21日の記者会見で、党所属の衆院議員の疑惑について説明するよう求められ、こう答えた。記者側は「もう(週刊誌やネットに実名が)上がっている」と食い下がったが、福山氏は応じなかった。

 渦中の衆院議員は、「霞が関ブローカー」と呼ばれる医療コンサルタント会社の元役員=贈賄罪などで起訴=との交際は認めているが、元役員との関係や、会食などをめぐる「政治とカネ」の疑惑について、公式に説明していない。

 福山氏の説明責任回避の姿勢について、ネット上では「こんな人たちのために税金を納めたくない」「身内には寛大」「ひきょう者」と非難が殺到し、「週刊誌を持ち出して大騒ぎしていたのは、記憶にないらしい」といった痛烈な皮肉もみられる。

 「立憲主義」ではなく、「ご都合主義」を掲げてはどうか。

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