2018/8/9 17:44 日経電子版

 自民党の行政改革推進本部(甘利明本部長)がまとめた厚生労働省の分割を促す中央省庁再々編の提言原案をめぐり、党厚労部会長の橋本岳氏は9日までにブログで反対意見を表明した。「単に役所を『厚生省』と『労働省』に分割することは、問題解決には無関係」などと記した。

 橋本氏は厚労省が発足した2001年の省庁再編を打ち出した橋本龍太郎元首相の次男。厚労副大臣や厚労政務官を務めた。ブログでは「よく生活することとよく働くことは、切っても切り離せない」と訴えた。

 厚労省で年金の個人情報流出や裁量労働制の不適切なデータなどの不祥事が相次いだ原因は人員不足だと指摘し「まず定員増をぜひお願いします。本当に」とつづった。

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO34004170Z00C18A8PP8000/